江東区で障害年金の申請サポートを行っている「心と福祉とお金に強い社労士」西川です。
2026年9月5日に、児童発達支援・放課後等デイサービス事業を運営している、NPO法人すくすくはあと様で、障害年金の勉強会を行いました。
障害年金業務研修会の村崎様からのご依頼で、勉強会の講師を務めました。
今回は写真がありませんが、当日の勉強会について少しご紹介したいと思います。
勉強会のテーマは「子どもの将来への備えと障害年金」
今回の勉強会のタイトルは、
「子どもの将来への備えと障害年金~20歳前障害基礎年金を中心に~」
です。
障害のあるお子様を育てているご両親であれば、
「この子は一人で生きていけるんだろうか?」
「私がいなくなったらどうなるんだろうか?」
そんな不安を感じることもあるのではないでしょうか。
今回の勉強会では、障害年金の制度を知っていただくだけではなく、そうした将来への不安を少しでも軽くできるような内容をお伝えしました。
安心した生活を支える4つの柱
私は、将来安心して生活していくためには、大きく4つの柱があると考えています。
①人とのつながり
家族、友人、支援者など
②支援
医療、福祉サービス、相談支援など
③住まい
親との同居、一人暮らし、グループホームなど
④お金
障害年金、就労収入、貯蓄・資産形成など
障害年金について理解していただいたうえで、後半では障害年金以外のお金の準備についてもお話ししました。
障害年金について知っておきたいこと
前半では、20歳前障害基礎年金を中心に、障害年金の基本的な仕組みについてお話ししました。
また、実際の診断書や医師向けの記載要領も見ていただきながら、障害年金の審査では何がポイントになるのかについても説明しました。
障害年金は、「障害名」だけで受給できるかどうかが決まるものではありません。
では、何が重要なのか。
そして、20歳になるまでの今の時期に、保護者としてできることは何なのか。
このあたりを、できるだけ具体的にイメージしていただけるようお話ししました。
今からできる「将来への備え」
今回の参加者の多くは、まだ20歳まで時間があります。
そのため、
今の段階で障害年金を受給できるかどうかを決める必要はありません
ということもお伝えしました。
20歳になったときのお子様の状況は、今とは変わっているかもしれません。
そのうえで、日頃の生活の中で困っていることを把握したり、医療や福祉とのつながりを大切にしたりすることが、将来の備えにつながります。
障害年金だけではなく、お金の備えを考える
後半では、障害年金以外のお金の備えについてもお話ししました。
就労による収入、貯蓄・資産形成、障害者扶養共済制度(しょうがい共済)など、いくつかの選択肢があります。
大切なのは、どれか一つに頼るのではなく、複数の備えを少しずつ作っていくことだと考えています。
「親だけで抱え込まない」
そして、もう一つお伝えしたかったのが、
親だけで抱え込まない
ということです。
子どもの将来を考えると、保護者がすべてを背負ってしまいがちです。
しかし、長い人生を考えれば、少しずつ支えてくれる人や機関を増やしていくことが大切です。
主治医、学校、相談支援専門員、福祉サービス、就労支援機関、家族会、社会保険労務士など。
それも大切な「将来への備え」の一つです。
障害年金は「ゴール」ではなく、安心を支える一つの選択肢
障害年金を受給することそのものがゴールではありません。
大切なのは、
お子さんが将来、安心して暮らせる環境を整えていくこと。
です。
そのために、
- 人とのつながり
- 支援
- 住まい
- お金
という4つの柱を、少しずつ整えていく。
障害年金は、その中の「お金」を支える大切な選択肢の一つです。
20歳になるのは、まだ先かもしれません。
だからこそ、今すぐ答えを出す必要はありません。
今回の勉強会が、そのきっかけになっていれば嬉しく思います。
最後になりましたが、このような貴重な機会をいただきましたNPO法人すくすくはあと様、そしてご依頼いただいた村崎様、当日ご参加いただいた保護者の皆様に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

